26.ブラックサロンをつくる

ブラックジョークは、入れ過ぎると料理を台無しにする人生の隠し味みたいなものですが、必要なものです。なぜなら、人生は理不尽で残酷で馬鹿みたいだと思うことが必ずあって、それを笑い飛ばすには毒の力が必要だから。 20代の頃は、…

25.頑張っている人を見る

応援、とはなんでしょうか。 応援の力というのは、応援の力−プレッシャーが、大きくなる場合に強大になるものです。 その大きさを最大にするのは、人が頑張っている姿を見ることだと思います。 だから、本当の自分の応援団は自分の方…

24.病院を予約する

病院に行くと、1番大切なこと、今すぐにやるべきことが、シンプルに見えてきます。 不惑を過ぎると、風邪をひいたり虫歯になったりしたからという理由だけ病院に行くというわけではありません。 嫌なことですが、人間ドックの再検査と…

23.あきらめる

「あきらめる」ということは若いころはタブーとされていました。でも、大人にになると途端に正義となります。 『限りある時間の使い方』で示された「時間と戦っても勝ち目はない」というコンセプトは全世界の多くの大人に支持されました…

22.苦手な場所に行く

私はパーティが苦手なのですが、一年に一回くらい仕方なく行くと、そのなんとも言えない居心地の悪さの中で、さまざまな新しいアイデアが生まれてくることがあります。 それは、心地よい人たちとだけいるのでは得られない感覚です。正直…

21.模試を解く

小学5年生の娘が塾で受けてきた中学受験用の模試を、規定の時間をはかって解いてみたことがあります。 人生がかかっているわけではなければ、試験というのは楽しいものです。 私が小さい頃、父が新聞に載っているセンター試験の問題を…

20.会話する

会話できるのが普通だと思わない方が良いです。同じ日本語を使っていても、言葉の定義が違っていたり、我こそが正義と思っている人とでは、会話は成り立ちません。意外と、安心して会話できる人って少ないものです。 人間関係に疲れてし…

19.好きな俳優を眺める

人間というのも、自然の一つだと思います。みんな同じ宇宙の材料でできています。ですから人間鑑賞というのも、自然を愛でることの一つです。奇跡のような細胞分裂の結果、人々の視線を強制的に奪う凶暴に美しい姿になっている人もいたり…

麒麟がくる

大河ドラマが日曜夜にあるのは、サザエさん症候群対策なのではないか、というのが私の持論です。大河ドラマで描かれるのは、ちょっとしたミスが文字通り命取りとなる世界。言われたことができない、といった自分に責任があるミスについて…

18.ダメ人間になる

『深夜特急』のマカオの章で、「大小」というギャンブルについて書かれたとても心に残る記述があります。インチキがまかりとおるギャンブルの世界で、大負けをし、賢明な判断、すなわち損切りをしようとしたところで、何のために旅に出て…