26.ブラックサロンをつくる

ブラックジョークは、入れ過ぎると料理を台無しにする人生の隠し味みたいなものですが、必要なものです。なぜなら、人生は理不尽で残酷で馬鹿みたいだと思うことが必ずあって、それを笑い飛ばすには毒の力が必要だから。

20代の頃は、酔っ払ってほんの数名で、そのほかの誰かに聞かれたら人格を疑われそうなこと、インターネットでは間違っても言えないようなことをヒソヒソと話してはゲラゲラと笑っていました。

でも、年齢を重ねるとともに、皮肉やブラックのリスクがわかりすぎてしまって、楽しく人と話せなくなってしまい、そんな機会もなくなってしまいました。

逆に言えば、そんな仲間がいる大人は、ものすごい贅沢なものを持っているといえます。私もいつか、そんな仲間がほしいです。