23.あきらめる

「あきらめる」ということは若いころはタブーとされていました。でも、大人にになると途端に正義となります。 『限りある時間の使い方』で示された「時間と戦っても勝ち目はない」というコンセプトは全世界の多くの大人に支持されました…

22.苦手な場所に行く

私はパーティが苦手なのですが、一年に一回くらい仕方なく行くと、そのなんとも言えない居心地の悪さの中で、さまざまな新しいアイデアが生まれてくることがあります。 それは、心地よい人たちとだけいるのでは得られない感覚です。正直…

21.模試を解く

小学5年生の娘が塾で受けてきた中学受験用の模試を、規定の時間をはかって解いてみたことがあります。 人生がかかっているわけではなければ、試験というのは楽しいものです。 私が小さい頃、父が新聞に載っているセンター試験の問題を…

20.会話する

会話できるのが普通だと思わない方が良いです。同じ日本語を使っていても、言葉の定義が違っていたり、我こそが正義と思っている人とでは、会話は成り立ちません。意外と、安心して会話できる人って少ないものです。 人間関係に疲れてし…

19.好きな俳優を眺める

人間というのも、自然の一つだと思います。みんな同じ宇宙の材料でできています。ですから人間鑑賞というのも、自然を愛でることの一つです。奇跡のような細胞分裂の結果、人々の視線を強制的に奪う凶暴に美しい姿になっている人もいたり…

18.ダメ人間になる

『深夜特急』のマカオの章で、「大小」というギャンブルについて書かれたとても心に残る記述があります。インチキがまかりとおるギャンブルの世界で、大負けをし、賢明な判断、すなわち損切りをしようとしたところで、何のために旅に出て…

17.動く

夕食に何をつくろうか決まっていないとき、ともかく立ち上がり、お湯を沸かします。冷蔵庫を開けて、野菜があればともかく刻んでみます。そうしているうちに、献立を思いつきます。 ランチが思いつかないときもそうです。まず会社から飛…

16.大河ドラマを見る

またまた大河ドラマの話。仕事終わりにビールを飲むと仕事のことが忘れられる、とよく言います。なので、もしビールをやめるなら、仕事のことを忘れられる代替物が必要です。 私の場合、それが大河ドラマです。2024年の大河ドラマも…

15.細胞を労う

歴代の大河ドラマ(2024年は戦場のシーンはないけれど)などを見ていると思うのは、ついていくボスを間違えて無駄死にする兵たちの不憫さです。 誰もが自分の細胞という60兆もの兵隊を司る指揮官です。でも普段はとくにそのことを…

14.ゲームをする

20年近く前、会社でみんながあこがれる先輩が、イライラしたらトイレでズーキーパーをやっている、と言っていて、ああ、あんなに感じよく中間管理職ができるようになるためには、やっぱり上手な息抜きが必要なのだな、と思ったものです…