56.やめる

私はマリオカートが大好きになって、娘のメンコさんのために、1時間の見まもり設定をつけているのに、もうそのベルもガン無視して、何時間も平気でやるようになってしまったので、ついにメンコさんに取り上げられました。ありがたいことです。

おかげで、また、積んである本を読んだり、日記を書いたり、できるようになりました。

思うに、何かをするには、何かをしようと頑張ってもだめなのです。
何かをやめることが先決なのです。

何かをやめてみると、そこに空白が生まれ、空白が生まれると、そこをどうしよう、という創意工夫がおこるというものです。すでに絵柄があるところに創意工夫をしようとしても、刺激的な色使いにならざるを得ません。でも、まっさらなら、どんなに薄い色味のものでも興奮を覚えることができます。

だから、そばにいる家族に何かを「やめて」と言われるのは、とてもありがたいことなのです。
そのたびに、自分はクリエイティブになれる。
それを無視して、家族に嫌な思いをさせているのにやってしまうのが、中毒であり、
人生の色合いが単色になってしまう、その始まりなのだと思います。