6.移動する

モヤモヤしたり、気分転換したいときにお酒を飲む、ということをよくしてきたわけですが、シラフでそれを代替する方法のひとつに、移動する、ということがあります。

移動していることそのものがもたらす高揚感をいただくことを目的としているので、この場合に移動する先はどこでも構いません。ダーツでも。

私は、旅の道中で読む本を選ぶのがとても好きです。いつも旅では本を持ちすぎて、時間が足りないことがほとんどです。でも、家にいたのでは、そうはなりません。意欲が増すのは移動しているからなのです。

今日は在宅勤務の予定で、飛行機に乗る予定などなにもないのに、空港に来ました。いつも家で読めない仕事の本を読んでしまいたくて。京急の中で読めました。

アクティブなら、オーディオブックなど聴きながら走ってどこまでも気の向くままに行ってみたいなどとも思います。でも、私は貧血で赤血球が壊れるから走るのは控えたほうがよいといわれていることもあり、叶いません。

そして、自分が移動していなくても、移動していく人たちを眺めるというのもまた同じ心地よさを感じられます。

羽田空港3階のスタバから出発ゲートへ向かう人たちを眺めたり、デッキから飛び立つ飛行機を眺めたりすると、移動していく人たちがスーツケースにひとつずつ私のつまらない悩み事を乗せて持って行ってくれるような気がして、勝手に私はスッキリしてしまうのです。ごめんなさい。