シラフで何かを抱きしめると、その快感が格段に違います。
最近では、朝、娘が自分のベッドから出ても寒くて、私のベッドの中に潜り込んできます。
そのときに、彼女を抱きしめたとき、そう感じました。
鼻下をかすめる髪の毛、身体のやわらかさ、あたたかさ、若い肉が放つ特有の甘いにおい、細胞のきらめき、まつ毛のくすぐったさ、呼吸の速さ、そんな一つ一つの刺激が、純度100%のまじりけなしに脳を刺激して、まさに多幸感。
対して、酔っ払っているときのハグは、ぬいぐるみを抱っこしているような、とても自分本位のハグだった気がします。
シラフで抱きしめると、相手のすばらしいエネルギーをちゃんと受け取ることができます。