文机で手紙を書いたり新聞を読んだりしていた祖父の背中がいいなと思っていました。
娘と二人の賃貸暮らしで、家具も厳選して置いているのですが、娘がいよいよ勉強机が欲しいというので、娘が使っていたお絵描き用の机の脚を短くして、私の文机にしました。
何かをする専用の場所があると、人はそれをしたくなるものです。
自習室とか、映画館とかにワクワクするのは、きっと何をする場所かが明確だから。
なんでもできる場所は、何もできない場所にもなりがちです。
私は、文机をきれいに磨いて、しばらくサボっていた日記をつけたり、積まれていた本を読んだり、新聞を読んだりするようになりました。